外国人留学生と横浜市内企業の交流会 「Work in YOKOHAMA」を開催しました。
2019年12月5日(木)午後15時から、横浜国際協力センター会議室(パシフィコ横浜内)において、横浜市内の企業で働きたい外国人留学生と留学生の採用に関心がある横浜市内の企業の交流会を行いました。横浜市国際局委託事業として、公益財団法人横浜市国際交流協会が実施しました。交流会には、横浜市内の大学・大学院・専門学校に学ぶ外国人留学生28人と、横浜市内の11社18人の皆さんにお越しいただきました。
プログラムはまず、15時より企業向け講演会が行われました。
その後16時より、外国人留学生と横浜市内企業の講演会を、第一部講演、第二部ネットワーキング(懇談)、第三部交流会の構成で行いました。
企業向け講演会では、横浜市立大学キャリア支援センターで外国人留学生就職支援コーディネーターをされている河瀬恵子さんから、「留学生雇用の現状」をテーマに留学生の採用と育成にかかわる様々な統計データや実際の事例を交えた話がありました。続いて、今回のプログラムを機に当協会を初めて知ったという企業も多いことから、事務局長の坂本より関連の高い事業を中心に紹介させていただきました。
次に会場を移り外国人留学生と横浜市内企業の講演会を開催しました。当協会事務局長の坂本の挨拶のあと、第一部講演では、企業・留学生双方の講演がありました。
株式会社旭商工社管理部部長後田優さんから、同社のダイバーシティ推進に向けた取り組みについての話に続き、同社で働く元留学生のロペスさん、康さんから、日本で仕事に取り組むその思いやこれからの目標について、話がありました。
留学生の講演では、横浜国立大学国際社会科学府国際経済法学専攻政治学コース2年の封 磊(ほう らい)さんが、就職活動の経験を語りました。就職活動時期の実際の手帳の紹介や、「早めのスタート、インターンシップの参加、情報共有、仕事に執着しないこと」といった、自身の就職活動を踏まえた留学生への熱いメッセージが語られ、留学生を勇気づけていました。
第二部ネットワーク(懇談)では、参加企業各社((株)旭商工社/(株)ウェブフロンティア/(株)オオヤマフーズマシナリー/協同工業(株)/国際ビルサービス(株)/(株)コロワイド/(株)スカイナラ/(株)ツクイ/(株)富士達/(株)ホテル、ニューグランド。企業名五十音順)の皆さんから簡単な会社紹介があったのち、2社1テーブルとなり、留学生との懇談が行われました。自己紹介カードを使った留学生による自己紹介が行われたあと、相互に質疑応答が行われました。留学生からは就職活動、企業の特徴や仕事の具体的内容、人材育成の考え方等について、企業からは日本での就職に向けた意識や不安、魅力を感じる企業の特徴等について、質問や意見が交わされていました。懇談は、グループを変えて2回行いました。時にうなずき、身を乗り出しながら活発に意見が交わされている様子が印象的でした。
第三部交流会は、場所を変え、立食形式で交流を行いました。第二部の懇談よりもさらに気軽な雰囲気で、留学生が企業の方や講演をした留学生、企業で働く元留学生に様々な質問をしていました。また、留学生同士、企業の方同士が情報交換をしている姿も見られました。
交流会を終えたアンケートでは、留学生からは「留学生を積極的に採用したい企業の話を聞けた」「現実的なアドバイスがもらえてよかった」「就職活動や就職について具体的に知ることができた」など、企業からは「留学生のリアルな悩みが聴けてよかった」「留学生自身を知ることができた」など、直接顔を合わせて話しあい相互理解を深められたことがうかがえました。
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