外国人留学生と横浜市内企業の交流会 「Work in YOKOHAMA」を開催しました。
2018年12月3日(月)午後4時から、横浜国際協力センター会議室(パシフィコ横浜内)において、横浜の企業で働きたい留学生と留学生の採用に関心がある横浜市内の企業の交流会を行いました。横浜市国際局委託事業として、公益財団法人横浜市国際交流協会が実施しました。文部科学省委託の留学生就職促進プログラムである「ヨコハマ・カナガワ留学生就職促進プログラム」の一環です。
交流会には、横浜市内の大学・大学院・専門学校に学ぶ外国人留学生約20人と、横浜市内の5企業約10人の皆さんにお越しいただきました。
プログラムは、第一部講演、第二部ネットワーキング(懇談)、第三部交流会の構成で行いました。
第一部講演では、横浜市国際局小菅副局長の挨拶のあと、企業・留学生双方の講演がありました。
株式会社テレコム堀越代表取締役社長から、同社で働く外国人の方の状況のお話に続き、同社で働く元留学生の韓さんから、就職活動での苦労や仕事についての体験談がありました。
また、留学生の話では、横浜市立大学3年の趙さんが、インターンシップに参加した経験を語りました。留学生は日本語や日本文化でのコミュニケーションに不安があるものの、複数の文化を知り多文化共生の推進役になれる、怖がるな!と留学生仲間へのエールがありました。
第二部ネットワーク(懇談)では、参加企業各社(株式会社オオスミ、株式会社グーン、株式会社野毛電気工業、株式会社ファンケル。企業名五十音順)の皆さんから簡単な会社紹介があり、そののちに企業ごとのテーブルで、留学生との懇談が行われました。留学生が、記入しておいた自己紹介カードを使って自己紹介をしたあと、自由なやりとりがありました。留学生からは「海外勤務はありますか」「会社からみて、日本人学生と留学生はどう違いますか」、企業からは「日本で働くことにどんな魅力がありますか」「同じ会社で長く働こうと思いますか」など、お互いが生の意見を交わしていました。懇談は、グループを変えて2回行いました。留学生からの質問や意見を、熱心にメモする企業の方が印象的でした。
第三部交流会は、場所を変え、立食形式で交流を行いました。第二部の懇談よりもさらに気軽な雰囲気で、留学生と企業の人が話し合うほか、留学生が、講演をした留学生にインターンシップについて質問したり、また、留学生同士が知り合いになって情報交換をしている姿が、あちらこちらでみられました。
交流会を終えたアンケートでは、留学生からは「多くの分野の企業の話を聞けた」「企業さんと直接様々な話をすることができ非常に満足しました」「和やかな雰囲気でした」など、また、企業からは「留学生が抱えている不安や心配なことが聴けてよかったです」「留学生視点がよく判りました」など、直接話すことでお互いの理解が深まったことがうかがえました。
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