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情報発信の方法は紙が良いのか、ウェブが良いのか?


情報発信の方法は紙が良いのか、ウェブが良いのか?

やさしい日本語 翻訳編集チーム グループみらいのみなさんと情報の発信方法を考えました。

情報発信をする際、みなさんはどのような媒体を使っていますか?

私たちは、外国人のみなさんを対象とした情報発信を行っていますが、どのような方法で行うことが情報を受取る外国人のみなさんに良いのか模索中です。


多言語情報発信「よこはまyokohama」やさしい日本語版は、長年グループみらいのみなさんの翻訳・編集作業により発信を継続することができています。私たちは、「よこはまyokohama」やさしい日本語版を、日本人と日本語が不自由な外国人とをつなぐ生活情報提供ツールの一つとして位置づけ、どのような方法が一番良いか共に考えました。

検討中の様子

↑画像:グループみらいのみなさんと検討中

インターネットで情報を探す人が多い


「よこはまyokohama」やさしい日本語版は、2001年7月に創刊以降2009年まで毎月A4版4ページの紙媒体で発行していました。その後、PD形式で発信する方法に変更となり、最近ではインターネットで情報を得る人の割合が多い理由*から2017年6月以降PDF形式での発信を停止し、ブログでの発信方法へ変更しました。

http://yokoyokonihongo.blogspot.jp/

よこはまyokohama やさしい日本語創刊号と2017年5月号

↑画像:よこはまyokohama やさしい日本語創刊号と2017年5月号

よこはまyokohama やさしい日本語ブログ

↑画像:よこはまyokohama やさしい日本語ブログ


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【参考】

*平成26(2014)年度実施 「よこはまyokohama」アンケート調査内設問

あなたは横浜での生活に必要な情報をどのようにして知りますか?(複数回答可)

対象者192名

1 インターネット(母語) 92人(48.7%)

2 インターネット(日本語)42人(22.2%)

3 情報紙(ニュースレター)29人(5.3%)

4 区役所へ行く     26人(13.8%)

5 国際交流ラウンジに行く 31人(16.4%)

6 同じ国の友だちに聞く 71人(37.6%)

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ルビふりの課題


やさしい日本語で発信するときは、漢字にルビを振る必要があるのですが、ブログでルビを入れると漢字の後に( )でひらがなが入る表記となります。

この表記方法では読み難いのではないかという理由で、漢字の上部分にルビが入った情報を画像化し、その画像をブログに貼り付ける方法で発信しています。

ルビが漢字の上に振られた状態で読んでもらうことはできるのですが、画像の貼り付けですと多少ぼやけて見えてしまうという別の課題も出てきました。



↑画像:画像をブログにアップすると少しぼやけて見えます。



紙で情報提供できる大切さを再確認


市内の国際交流ラウンジや図書館では、「よこはまyokohama」を印刷し、ラックに入れて配架してくださっているところもあります。

このような対応をしてくれている施設からは「ブログになってから印刷が大変になってしまった」「紙で情報提供ができなくて残念」という感想をいただいています。

↑よこはまyokohamaをラックに入れて配架 左:港北図書館 右:金沢国際交流ラウンジ

↑画像:よこはまyokohamaをラックに入れて配架 左:港北図書館 右:金沢国際交流ラウンジ

紙で配布できなくなった代わりに、よこはまyokohamaを見ることができるページのQRコードを印刷したカードを作成して配布しているのですが、「QRコードを読み込んでアクセスする」手順は、直接紙媒体を読むよりは手間と感じてしまうというのが正直な感想であることもわかりました。


↑画像:QRコードでアクセスは手間に感じてしまうようです。



そして何より、目の前に情報を必要としている人がいた時にすぐに情報を見せることができるのが紙媒体の良いところであり、外国人のみなさんを支援する日本人にとっても紙媒体は便利な情報伝達手段であると思われます。

手で渡された情報が、受取った人の手からまた別の人の手に渡る…。

このような手渡しの情報伝達ができる紙媒体の大切を再確認することができました。



では、これからどうするか?


YOKEとグループみらいでは、今回検討した結果PDFでの発信復活とブログでの発信の2種類の方法で発信していく方針でやっていくことになりました。

ブログに画像をアップすることでぼやけて見えてしまう課題は、ツールを変えてみる案も含めました。


より良い情報発信に向けて、協力しながら改善を進めて参ります。


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