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日本在住のロヒンギャ・ムスリムの権利とは?/神奈川国際・多文化ソーシャルワーク研究会

神奈川県社会福祉士会 自主活動グループ

「神奈川国際・多文化ソーシャルワーク研究会」2018年4月研究会

日本在住のロヒンギャ・ムスリムの権利とは?

近年ミャンマー(ビルマ)のロヒンギャ・ムスリムがおかれた悲惨な状況は世界的に知られるようになった。日本へは、ロヒンギャ難民は90年代初頭から、今に至るまで120人の主に男性が庇護希望者として来日し、難民認定申請をしている。うち、難民認定を受けたロヒンギャは18人、約80人は人道的配慮に基づく在留特別許可(以下、人道配慮)で、20人弱は現在も難民申請中である。

呼び寄せ家族や日本で生まれた子供を含めて約280人のロヒンギャが、現在日本に在住しているといわれている。


先進諸国の中でも難民に厳しい日本政府とミャンマー政権との複雑な関係がこの状況にも影響しているといわれている。同時に、弁護士や日本の市民社会、当事者の在住ロヒンギャの支援と戦いが大きく影響している。


ロヒンギャの中には在住の長期化と共に、日本への帰化を考える人が増えている。実際に2家族に帰化が認められた。帰化を強く求める気持ちは他のミャンマー難民やベトナム難民等と同様、自分と子供の安定した将来を考えてのこともあるが、ロヒンギャがミャンマーから国籍を剥奪されたと言う経験から、現在暮らしている日本に国民として受け入れられたい気持ちが更に強いとも言える。

しかし、帰化できない人も多く、この定住資格や永住権が与えられたロヒンギャが日本国民になれない状況は、「無国籍の常態化」と呼ばれている。


今回の講演と質疑応答で、日本の制度がもたらす在日のロヒンギャの権利について、他の在日外国人の状況とも関連付けて考えたい。

  日時 2018年4月20日(金)18:30 ~ 20:30(受付18:00~)

  場所 西区福祉保健活動拠点 地図

アクセス 横浜駅東口から徒歩4分 

  定員 約40名

 参加費 無料

  講師 NPO法人無国籍ネット運営委員一橋大学大学院ステイーブン・マッキンタイヤー氏

しめきり 特にありません。当日に直接来場でも可です。一般の方も大歓迎。

 申込み 神奈川県社会福祉士会事務局 宛て

     電話:045-317-2045 FAX:045-317-2046

     E-mail:info@kacsw.or.jp  http://www.kacsw.or.jp

     研究会事務局担当 明星圭介(あけぼし)宛て:

     電話:090-4399-6945 E-mail: westendk@hotmail.com

  主催 神奈川県社会福祉士会 承認 自主活動グループ

     「神奈川国際・多文化ソーシャルワーク研究会」

     (会長 平田美智子 前和泉短大教授)

講師プロフィール

スティーブン・マッキンタヤー氏(Stephen P. McIntyre)は、本年2018年に一橋大学大学院社会学研究科の修士課程を修了。

その修士論文が「国家の認めるアンビバレントな状態―無国籍化されたビルマ出身ロヒンギャ・ムスリムの日本での庇護申請」である。 オーストラリア出身。

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