平成29年度「国際機関実務体験プログラム」(夏期)YOKE研修生体験記
平成29年度「国際機関実務体験プログラム」(夏期)YOKE研修生体験記
「多文化共生」とは 國學院大學 人間開発学部初等教育学科2年 飛田恵 皆さんは「多文化共生」と聞いてどんな印象を受けますか? よく分からないけれど難しそうという印象を受けたり、自分にはできないのではないかといった思いを抱かれている方も多いのではないでしょうか。私はYOKEで100時間のインターンシップをさせていただくまでは、この言葉にほとんど馴染みがありませんでした。そのためインター ンが始まる前、心のどこかに「私にはできない」といった諦めの気持ちがありました。
しかし、このインターンでの幅広い研修内容や様々な人との出会いが、そんな気持ちを変えてくれました。「学習支援教室」では単に勉強のサポートをするだけではなく、外国籍の中学生とサポーターさんとの心の交流が行われていました。それだけではなく、「夏休み!地球市民講座」で国際機関で活躍されていらっしゃる職員の方のお話を聞いたり、YOKEで一緒に100時間のインターンシップに参加した柳さんと協力して作業をしたりという経験を通して、「多文化共生を難しく考えすぎていたのではないか」と思うようになりました。確かに国籍や言葉、文化といったバックグラウンドには大きく違うところもあります。しかし、人対人のかかわりをしている以上、やっていることは普段の対人関係と変わりません。相手を受け入れる、知ろうとする姿勢こそが多文化共生の第一歩ではないのでしょうか。「多文化共生=相互理解」と思えばそんなに難しくない、当たり前のことだと理解することができます。こういった当たり前のことから始めることが最終的には言語や文化の違いを乗り越えることにつながるのではないかと思うことができました。
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